FC2ブログ
2021-09-19 19:02 | カテゴリ:ブログ
皆様こんにちは。ご機嫌麗しゅう。
本日は、お金を下さいという御願いです。冗談ではなく比較的本気の御願いです。
期限は9月30日23時です。金額はいくらでも構いませんが、あと1300万円足りません。

―――――――――――――

さて、こんなメールが来たらどうでしょうか。私なら迷惑メールフォルダの故障かなと思って削除してしまいそうですが、皆様はブログを削除せずに頂けると幸いです。そうなのです、今回のブログをまとめると最初の文になるのです。どういうことか言い訳致します。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、現在北総救命ではクラウドファンディングというものをやっております。
先日まで恥ずかしながらクラウドファンディングについてよく知らなかった私ですが、要するに実現には大きなお金が必要なプロジェクトを進める上で、その目的に賛同して頂ける同志から寄付を頂くことで大きな目的を達成しよう、ということです。
そして現在、多くの皆様から700万円ものお金を頂いており、目標まであと約1300万円程度という状況です。
はい、つまり世の中お金なのです。・・・とは言いたくはありませんが、少なくともこのプロジェクトについて集まるお金が全てものを言うようです。
そして一番のポイントは、目標金額に達しなかったばあい、既に頂いているお金はすべてなかったことになるということです。

目的はシミュレーション機器を購入することです。何じゃそりゃ、と思った方、私もそう思いました。
最近では外傷全体の数はやや減少傾向であり、経験できる機会も減っています。ですが、だからといっていざ患者さんが来たときにはじめて見たから上手くいかなかった、ではいけません。それを解決するのがシミュレーション機器というわけです。
外傷診療をしていると、後からカンファレンスで症例の振り返りをした際に、「直接見たわけではないから分からないけれど」という、枕詞がつきます。文字通り1秒単位で変わる状況、見た目で受ける印象は数値化できないからです。ということで、一般論ではこうだけど、この患者さんでは難しいだろうね、となってしまうこともあります。それを皆が現場を共有して次の患者さんのために建設的に議論できるようにするためのもの、それがシミュレーション機器です。これから何人・何十人・何百人の命を救う可能性を持っています。
ただし、すぐにシミュレーションが入手できた成果が皆様にわかりやすい形としてお伝えできるわけではないというのが、今回のプロジェクトの難しいところのようにも思います。
「たとえ明日世界が滅びようとも、私は今日、リンゴの木を植える。」
という言葉がありますが(原文には「今日」という言葉そのものはないようですね)、今回に関してはこれほど収穫できるか不透明な訳ではありません。直接リンゴを頂くのは私たち救命センタースタッフですが、出来たリンゴの種から育った果実はいつの日か皆様や皆様の大切な方に届くかもしれません。
という訳で蛇足を長々と書いてしまいましたが、まとめると、「同情するなら・・・」となってしまいます。いや、ちょっとニュアンスが違いましたかね・・・・・・。「未来の外傷診療に賛同頂けるなら・・・」でしょうか、そんな名言はありませんが。
ただし、もちろん、あくまで皆様の生活が第一ですから、くれぐれもご無理はされないように御願い致します。下に詳細を貼っておきますので参照頂ける方はリンクより御願い致します。

▼詳細・ご支援はこちらから
北総救命|最高の救急医療を求め続けるためシミュレーション機器購入へ 
https://readyfor.jp/projects/hokusoh_ccm
第一目標金額:2000万円支援募集期間:8月4日(水)~9月30日(木)23時
2021-09-13 09:21 | カテゴリ:ブログ
皆様こんにちは。忙しいと痩せると信じてましたが、そうでもないということにようやく気付き始めた管理人見習です。口だけダイエットを5年以上継続していますが、継続は力なりという金言も私の前では無力なようです。戯言は置いておいて本題に参りましょう、

それでは、月9ドラマ「ナイト・ドクター」第10話をみた感想を述べさせて頂きます。
当ブログでは初見でドラマを見た(あくまで個人の)感想(見解)を、徒然なるままに(ほろ酔い気分で)書かせて頂きます。皆様におかれましては半信半疑で覗いていただけましたら幸いです。
(※注:以下ネタバレが多分に含まれますのでドラマ未見の方は先にドラマをご覧ください)

――――――
第10話「突如襲う、停電! 朝を迎えられるのか?」
――――――

鳴り響くホットライン「食事中に胸痛を訴え卒倒。胸部大動脈解離疑いの男性の収容依頼です。受け入れ先が見つからず、発症から2時間以上経過しています!」ホットラインに出たそこへやって来る本郷先生。「朝倉、断れ」「冷静に考えろ。発症から2時間以上経過している。平沢界隈から運んでも40分はかかる。ここに着くまで持たない」

これは難しい決断ですね…。このように、例え自病院で受け入れ可能でも、病態を考えて患者さんのことを考えた結果断ることもあります。また、次の患者さんのために断ることもあり得ます。この際に、救急隊の現在地と所要時間はとても大事です。そのため、ホットラインでは○○救急と常に言っていますね。慣れた救急医は、救急隊の名前からどのあたりの地域で搬送までどの程度、というところまで把握しています。もちろん、ドクターヘリ、ドクターカーなどの院外活動でもさらにその重要度は増します。

高所転落の20代患者。救急隊からの情報でかなり重篤な状態であり、救命のためには文字通り1分1秒を争う状況。本郷先生からは15分以内に搬送との指示が。結局救急隊が到着したのは15分より3分オーバー。するとそこへ本郷先生が来て、救急隊員に掴みかかる。
「どうして遅れた?15分以内に運べと言っただろ!」


これは……いつも冷静な本郷先生にしては珍しく冷静さを欠いていますね…。というよりも、さすがに本郷先生やっちゃってるな…という感じでしょうか。早く搬送したい、というのは救急隊も同じく思っていることです。何なら僕らよりも救急隊の方が思っているかもしれません。というわけで搬送時間について、特に数分遅れたということで救急医が怒ることは基本ないと思います。全国の救急隊員を目指している方、搬送が遅れても救急医から胸ぐらをつかまれることは(たぶん…いや間違いなく)ありませんのでご安心を!
まあ、ただですね、到着するのを今か今かと構えて待っている時に限って予定時間よりも遅く到着したり(もしくは遅いように感じたり)、他の患者さんにつきっきりの時に限って予定より早く到着したり(早いように感じたり)、というのは実際ありますが…。たぶん気のせいですけど。

非番でテレビを見ている朝倉先生。レンジでチンしたピザを楽しみに、テレビから流れる台風情報を見ていた。「台風が関東地方に接近し、今夜にかけて猛威を振るう模様です」その瞬間窓の外が光り、雷鳴が轟く。直後停電になってしまう。

出ましたレンジ最強説ですね。温かくて美味しいものがほぼ手間かけずにできるというのは素晴らしいです。文明万歳です。最近で一番感動した発明は、袋がそのままお皿になるタイプの冷凍食品です。管理人見習の冷蔵庫には常に、とある冷凍食品(まぜそば)の同じものが5個以上常備されています。冒頭でダイエットしてる宣言した気がしますが、いいんです。美味しいものは脂肪と糖でできているので仕方ないんです。まあ、とはいっても深澤先生の手料理みたいなご飯とどっちかと言われると深澤先生を選んでしまいそうですが。もちろん救急医に限りませんが、レンジを重宝している救急医は多い気がします。

停電はあさひ海浜病院でも生じていた。病院内は速やかなチェックをした結果、大きな問題はなかったが、他病院からの受け入れ要請が止まらない。いきなり5人の重症患者の転院依頼が。この時点でベッドは満床であり、平時であれば断らざるを得ない状況。しかし本郷先生は「どうするかは、お前達が決めろ。今抱えている患者の状況、稼働可能な機器の数、自分たちの能力、すべてを考慮した上で判断しろ」とのお言葉が。そしてナイトドクターチームが下した決断は、全員の受け入れだった。

さて、いきなりの災害モードです。一番はまず全員で災害モード、ということを共有することです。そして災害モードになると、普段の常識は非常識になりえます。非常識も常識になりえます。まず予防線を張っておくと、災害時の医療について、机上で語ることは不可能です。後から振り返っての最善と、その時との場所での最善は往々にして合致しないことがよくあります。
停電の対処 机上の空論編、を開始いたしましょう。災害であれば多くは病院として対策本部を設立する場合は多いでしょうか。そして転院の調整等は本部で行うことが多いでしょうか。特にCRRT(ざっくりいうと透析のことです)や人工呼吸器など、資源が限られる高度な医療機器のある方の転院は救急外来だけでなく他部署の受け入れ体制を確認する必要があり、外来単独では決められないことも多いです。本部は、一歩引いて俯瞰できるように救急外来の現場とは別の場所に置かれることが多いです。当院でも平時から災害訓練は行っていますが、訓練でもなかなかスムーズに勧めるのは難しいです。日頃からいかに災害を意識するかは大事ですね・・・。

更なる受け入れ要請で鳴るホットライン。「停電により空調が切れ、熱発して状態の悪い透析患者が10名います。そちらで受け入れをお願いできないでしょうか?」駆けつけた朝倉先生とともにこの受け入れも決断する。

季節によっては、停電の際に一番問題となるのは(医療機器の電源問題を除くと)この空調問題かもしれません。それが夏や冬なら、元気な人であれば不便ではあってもうちわや、逆に服を着てしのぐ程度のものかもしれませんが、入院中や具合の悪い人にとっては、暑い寒いというのはそのまま命の危機に直結します。もちろん医療者側も活動効率が低下します。数年前に千葉県で停電になった際には、近隣の病院で暑さ対策にかなり難渋していた記憶があります。
あとどうでもいいことですが、「熱発」という言い方にひっかかった方はいますでしょうか。普通使うのは「発熱」、ですよね。これは実は医療者独特の言い方ですが、場所によっては古いと思われていたり、普通に使われていたり、「発熱」と「熱発」を違う意味として用いていたり、実に様々です。そしてこんな用語はまだまだあります。医療用語、と一口に言っても、医療者の共通言語だけではなく、施設によって普通に使われているのに他の施設に行くと何を言っているのか通じない、ということもよくあります。みなさんが医療者に話を聞くとき、意味がわからない単語があったら是非聞いてください。医療者側は、普段使い慣れすぎてそれが職業用語と気づいていないことも多いと思います。

次々に運ばれてくる患者達を受け入れて、的確に仕分けするナイトドクターチーム。救急外来部門のリーダーは朝倉先生が担うことに。

机上の空論 待望の続編ですが、希望的観測としては朝倉先生がリーダーの位置であれば、直接患者の診察はしないことが望ましいと思われます。木を見て森を見ず、というより、気を見ていたら普通は森は見えません。興味を引く木であればあるほど、周りに他の木があってもなかなか気づきませんし、森の全体像はわかりません。診察や治療は誰かに任せ、朝倉先生がマネジメントに集中するのもありではないかな、と思う日もあります。ちらっと映りましたが、災害では、ホワイトボードや壁面を利用して、経過時間と内容を記していったり、マグネットや図面を利用して状況を整理したりします。技術は進歩していますが、非常時の情報統制は現時点ではアナログの方が意外とまだわかりやすい気もしています。時間の問題ですかね…。

救急隊星崎さんが、電源車からのケーブルを持って入ってくる。星崎さんは「電源車です。本郷先生に用意するよう頼まれて」と。「これでだいぶ持つようになるな」と成瀬先生。

電源車は非常にありがたいですね!ただこれは、私の地域では、おそらく他の多くの地域でも電源車を救急隊(消防)が手配することはないと思われます。電源車が配置されるとしてそれは行政の仕事が主なことが一般的でしょうか。もちろん、どなたからであろうと用意してもらったとしたらありがたく使用させて頂きます。

先日受け入れを断った患者について話す本郷先生。「あの患者の受け入れを断った一件目の病院は、その日の当直が研修医で、対応できるだけの術がなかった。二件目の病院は、担当医師が一人だけで、しかも他の患者のオペ中だった。三件目は、若い内科の医師が当直だった。」

他の病院にたくさん断られた場合は記憶にも記録にも残りますが、自分たちが断らざるを得なかった患者さんは実際に出会えていないためなかなか記憶に残りません。たらればを検討し次に生かすことは大事ですが、たらればで後悔することはあまり実がないかもしれません。それを、自分たちが近隣の病院にいたら受け入れられたのに、というように昇華する本郷先生は素敵だなと思います。

日勤の嘉島先生が出勤してくる。受け入れた患者さんの数に驚く嘉島先生。深澤先生は慌てて「すみません、患者さん多いんで、僕たちもこのまま手伝いますんで」と言ったが、嘉島先生が一言、「ナメるなよ。」「昼間の医者をナメるなよ。これくらい、お前らなんぞの手を借りずとも十分対応できる。今日の夜も、ここには変わらず患者はやって来る。夜間専門のお前達は、さっさと帰って休んでくれるかな」

かっこいい…。いや…今までの全ての嫌味も聞き流せるほどのかっこよさですね嘉島先生。ナイトドクターチームの頑張りが少しずつ認められてきたのでしょうか。もちろん、大規模災害であれば居残り業務ももしかしたら発生したかもしれませんが、やはり寝ていないと判断力が鈍ります。1週間連続で6時間睡眠だと酔っている状態と変わらないという、ウソかホントかあなた次第の情報を聞いたことがあるのですが、本当なんでしょうかね。どなたか調べて頂けるとありがたいです。結果如何では、ブログのタイトルがほろ酔い×ほろ酔い=泥酔感想記になるかもしれません。

待機していたナイトドクターチームのもとへ本郷先生から衝撃の一言。「あさひ海浜病院のナイトドクターチームは、今月をもって、解散することに決まった」

これはほんとに衝撃の一言ですね…。こんな短期間の病院収入で判断してほしくないですね。まあただ、ナイトドクターチームが、1年間ずっと夜間勤務だけなのか、期間を区切るのか、などなど実際に続けていくとしたら興味があるところです。この顛末については次回放送をやきもきしながら待つとします。

なんとついに次回が最終話になってしまいました。そしてなんとナイトドクターチームの解散が告げられて…。本当に解散してしまうのでしょうか。一視聴者としてはもっとチームがみていたいと思うのですが果たして…。
2021-09-06 09:38 | カテゴリ:ブログ
皆様こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。そろそろ暑い季節も終わりに近づいています。それに伴って、キレの鋭いビールを消費することが目下急務となっている管理人見習です。四季があるからこそ、偏らずに色々なビールを好きになれるんですね。日本に生まれてよかったです。

それでは、月9ドラマ「ナイト・ドクター」第9話をみた感想を述べさせて頂きます。
当ブログでは初見でドラマを見た(あくまで個人の)感想(見解)を、徒然なるままに(ほろ酔い気分で)書かせて頂きます。皆様におかれましては半信半疑で覗いていただけましたら幸いです。
(※注:以下ネタバレが多分に含まれますのでドラマ未見の方は先にドラマをご覧ください)

――――――
第9話「衝突する5人! 異なる価値観が交錯する」
――――――

お願いがあると切り出して、深澤先生に臓器提供の意思を伝える心美さん。ただ深澤先生は「こんなの絶対、同意できるはずないだろ!」と突っぱねます。これに対するナイトドクターチームの反応も様々で。高岡先生は「大切な人が死んじゃった上に体を傷つけられるなんて私は無理だな」と。朝倉先生のモノローグで「例え同じ命を扱う仕事をしていても、価値観はそれぞれ異なる。」

朝倉先生の言う通り、同じ救急の医師であっても価値観は全然違います。これが、立場が違えば、背景が違えば、言うまでもありませんね。そしてさらに厄介、というと語弊がありますが、同じ人でも、時期によって価値観がかわることがありますよね。今回の深澤先生のように、誰かと話したり、何か自分深く刻まれるようなことがあれば価値観も変わります。もちろんどちらが正しいというものでもありませんが。私自身も、10年後に臓器提供について自分がどう感じているかは全く分かりませんが、信念を熱く語れるようでありたいとは思います。ちなみに10年後にシラフでこのブログをみたら消したくなることは確実にわかります。

病院の近くで格闘技の試合がありバタつく救急外来。ウオークイン患者(自力で歩ける(または車椅子に乗れる)ような(原則)軽症患者)の診療を担当していた桜庭先生のもとに、頭部から出血している患者が入ってくる。驚く桜庭先生。

急に頭から血を流した巨漢が入ってきたら誰でも驚きますが、これは、通常の大病院での救急診療では、あまり起こらないと思います。血を流した巨漢が入ってくることはありますが、流血で驚くことはありません。というのも、通常は、トリアージ、という役割の看護師さんがいることが多いからです。トリアージとはざっくりと、どのような患者さんで重症度はどれくらいか、を判断する役割の人です。みなさんも救急外来を受診して、診察室の外で話だけ聞かれて終わりかい!と思って次に診察を受けると、また同じ話をするんかい!と思ったことあるでしょうか。最初に話を聞かれるのは、実は救急外来全体のマネジメントを考えるうえで重要であり、さらに言うと2回同じ話をする、というのも話の確からしさを上げるうえで重要だったりもするんです。何が言いたいかというと、同じ話を聞かれても、できるだけ怒らずに、同じ話をして頂ければ幸いです。

休憩していた朝倉先生と高岡先生のもとに格闘技会場での騒ぎの連絡が入る。

さて、今まで触れてきませんでしたが、先生たちは皆スマートフォンを持ってますね。病院内でのつながる電話、いわゆるPHS(「ピッチ」と呼ばれることが多いですかね?)というのはこれまでは一昔前の折りたためない携帯電話のようなタイプが多かったですが、最近は病院によってはスマートフォンになっています。古き良きタイプも、電話しか受け付けんという潔さが私は結構好きだったりもしますが、スマートフォンタイプはそれはそれで勿論便利なところもあります。ちなみに古き良きタイプは通じる範囲が限られていますが、スマートフォンタイプは通常、日本全国どこにいても繋がります。それはつまり、そういうことですね。そしてつまり、良いところも悪いところもあるということですね。つまり、あんまり掘り下げられませんが、そういうことです。

臓器提供に関して心美さんときちんと向き合うことにした深澤先生。「俺はどうしても理解できない。お前はまだ16で、なのにどうしてこんな後ろ向きなことを考えるのか、分からないんだ」対して心美さんは自分の考えを伝える。「後ろ向きになんか考えてない。自分のためだよ。私のことばっかり優先して優しくしてくれる度に、申し訳ない気持ちになって。先生や看護師さんたちにだってそう。一生懸命治療してくれても、私は一向に良くならない。いつまで経ってももらってばっかりで、迷惑かけて。だから、どんな形でもいい。誰かの役に立ちたかったの」

いい人しか出て来ないのに悪いことが起こるとより辛いですよね。前は、医療ドラマはそういう意味で見るの苦手だったんですが、最近は見られるようになってきました。価値観が変わったということでしょうか。

復帰を決断して深澤先生だったが、救急外来では血液製剤が足りずに輸血ができない状況。結果、いきなり血液製剤を取りに行くという大仕事の指令を受ける。自らドクターカーを運転して取りに行く深澤先生。

医者がドクターカー運転して血液とりにいくことなんてないでしょ、と思ったそこのあなた。確かに、これは普通のことではありません。けれど、ありえないか、と言ったらそんなことはありません。ちなみに、医者がドクターカーを運転する、という部分までなら病院によっては普通に行われています。血液製剤を取りに行く、というのは私は見たことはありませんがあり得ない話ではないとも思います。救急ほど臨機応変が認められる場もありませんし、そんな時に普通あり得ないでしょ、なんて言っていたら始まりません。それに、20年前はきっと、医者がヘリコプターに乗って患者のもとに行く、なんてありえないって思われてたんじゃないでしょうか。医者がネットで診察するのも、ロボットで手術するのも、誰が本気で予想したでしょうか。そう考えるとすごいですね、現代。でもまあ、あれですよ、極端な話はさすがにあり得ないこともありますからね。ただそういう揚げ足取り隊隊員は、こんなふざけたブログは読まないと信じております。

ホットラインが鳴り、対応する朝倉先生。救急隊員からは焦った声が。「その声は朝倉先生ですか?笠松消防の星崎です!胸部大動脈解離疑いです。」そこへやって来る本郷先生、意外にも「断れ」との指示が。「お願いです、助けてください。朝倉先生!」と助けを求める救急隊からの言葉に反応できない朝倉先生。

断れ、というのは「どんな患者も受け入れる」を追求してきた朝倉先生からすると、なぜ、という言葉でしょうか。どんな患者も受け入れる、ということが良いかどうか、これは実は一言では言えません。どんな患者も断る、というのはおそらくダメですけどね。受入の可否に関わらず一番大事なのはもちろん患者さんです。意見矛盾しているようですが、その患者さんを断ることが、その患者さんのため(その地域のため)になることもあります。今回のケースでは、胸部大動脈解離、という疾患が疑われていますが、これが本当なら原則治療は可及的速やかな手術です。受け入れた結果、手術までの時間が遅れるならば、手術ができる他の病院に行った方がよいかもしれません。今回本郷先生が断ることを決断した理由は…何でしょうか。次回の放送を待ちたいと思います。
ちなみに、救急隊員の方が声だけで朝倉先生を特定していましたが、これは現実にもあります。ホットラインの内容によっては医師が名乗る必要がありますし、病院に近く搬送する頻度の多い救急隊員の方は顔と名前と声が一致している方もいらっしゃいます。チームワークという点では、顔の見える関係に越したことはないですね。

次回予告では停電の様子。ちらっと映った病院内はさながら災害が起こったようだと思われた方もいらっしゃいますでしょうか。そうです、実は停電は医療にとってはそれだけで大災害です。数年前に千葉県で大規模な停電がありましたが、当院でも災害対策班が対応しました。そのあたりのことも次回書けるのではないかなと思ったりしております。大停電の夜、というと少しロマンチックなクリスマスのイメージもありますが、あの話の中でも病院はてんやわんやだったのでしょうか。それではまた、次回に。
2021-08-29 22:24 | カテゴリ:ブログ
皆様いかがお過ごしでしょうか。最近疲れやすいのはなんでだろう→そういえば外に出ると暑いな→これは夏バテか→てことは今は夏だな、という流れで季節感を感じている管理人見習いです。まあ結局暑かろうが寒かろうがエアコン効いた部屋で飲みながらテレビつけてしまうんですが。

それでは、月9ドラマ「ナイト・ドクター」第8話をみた感想を述べさせて頂きます。
当ブログでは初見でドラマを見た(あくまで個人の)感想(見解)を、徒然なるままに(ほろ酔い気分で)書かせて頂きます。皆様におかれましては半信半疑で覗いていただけましたら幸いです。
(※注:以下ネタバレが多分に含まれますのでドラマ未見の方は先にドラマをご覧ください)

――――――
第8話「成瀬が下す衝撃の決断! オペを中止!?」
――――――

救急搬送されてくる60歳男性。救急隊員「激しい頭痛を訴えており、現在、収縮期血圧が200以上です!」 救急隊のストレッチャーから救急外来の初療ベッドに移動させるナイトドクターチーム。

患者さんの病態としては、激しい頭痛に血圧がとても高いと聞けば救急医ならだれでも嫌な予感がする場面なのですが、ここではそれは置いておいて患者さんを移動する部分を見てみましょう。数人で取り囲んで移動させるのですが、この際皆のタイミングを合わせる必要があるため、掛け声が重要です。ドラマでは「1,2,3」と言っていますね。掛け声と言えば、他に「せーの」「いっせーの」などがありますが救急では「1,2,3」が多いと思います。一番タイミングが合わせやすいからです。そんなのどっちでも…と思うかもしれませんが、「いっせーの」という声掛けで、「の」の時に力を入れる人と「いっせーの(せ)」の時に力を入れる人がいて、コントみたいですが重大事故につながりかねない場面を見たことがあるので意外と大事なんです。ちなみに「1,2,3」は、その中で一番偉い人でも声が大きい人でもなく、患者さんの頭側にいる人が言います。

脳動脈瘤と思われた患者さんの手術を行っていた成瀬先生の手が突然止まる。朝倉先生「先輩?どうしました?」成瀬先生「CTでは普通の脳動脈瘤に見えていたが、そうじゃない …… 。解離性脳動脈瘤だ」どうしたらいいのかとザワつくメンバー。無理はするなとマイク越しに伝える本郷先生。悩んだ末、成瀬先生の選択は「オペを……中止する」

なかなかないですよね、手術を中断するという場面を描くドラマ。医者として大事なことの一つに(医者に限らないかもしれませんが)、自分の実力を知る、ということがあります。患者さんのことを考えた時に、どこまで自分ができるのか、できないのか。一般的な青春ストーリーでは、指導者に「できるか?」と問われ、「できるかできないかじゃない、やります!」と主人公が言うこともあると思いますが、医療でそれが起こったら、想像するとすごいですよね。「できないんだったらやるな!」と真顔で言いたくなりますね。(もちろん状況によっては例外もありますよ)実際の臨床を見ていても、出来る人ほど、出来ないときは出来ない、と言うイメージがあります。出来ないとしっかり言える人じゃないと任せられない、と上の先生が言っているの聞いて、納得したことを覚えています。ま、何でもできません(泣)という人もつらいので、結局中庸が大事なんですけどね。

桜庭先生「救急医がさ、他の科の先生たちから何て言われてるか知ってる?…何でも屋。幅広く初期治療を行える代わりに、専門性は皆無で、一生中途半端な医者で終わるだろうって」 沈黙するチームメンバーに、さらに続ける桜庭先生「若い医者が救急医になりたがらないのも、きっとそれが原因の一つだよ。人生100年時代にさ、専門性のない仕事選ぶって、リスクでしかないでしょ?年を取って体力が衰えれば、救急医なんてできなくなるのに。」

………これは、もう…酔いもさめる言葉の数々ですね。なんでしょう、実際にこう言われていると思います。もちろん、反論はできますが、患者さんのことを考えると、ジェネラリスト(救急科や総合診療科など、全身をみることを標榜している人の分類の1種)とスペシャリスト(~内科や~外科など、いわゆる専門科)がそれぞれの強みを生かせるシームレスな診療ができるといいですね。朝倉先生ばりの理想論ですが、もちろんそれが実現しているところも多いです。救急が立派な専門であることが、ナイトドクターをみている皆様に伝われば嬉しいです。

ダブルデートに挑む深澤先生。妹からの応援を背に朝倉先生へのアピールチャンスを狙う。妹からのアドバイスは①華麗なハンドルさばき、②隠れ細マッチョ、③やっぱり料理、をアピールすること。

とりあえずダブルデートっていう響きがいいです。なんかおじさんみたいですが。と思っていたら妹さんの提示するアピールチャンスもかなりおじさん好みでした。華麗なハンドルさばきって、なんかこういうのに上げられたりよくしますが、実際にハンドルさばきでポイントが上がるのはレーサー級の腕前か、※ただしイケメンに限る、というやつでしょうかね。個人的には、車買ってすぐに助手席に手を置いてバックしたところドン引きされてからは大人しくモニターの言うことを聞いています。良い子の皆さん、ドラマをすぐに真似してはいけません。
隠れ細マッチョは確かにいいですね……、男から見ても隠れマッチョはおおおとなりますから。料理は鉄板ですが、深澤先生が火おこしの棒をもってきたときにはテレビの前で思わず縄文時代かと突っ込んでしまいました。深澤先生らしくなんだか微笑ましいですが、そもそもあれどこで買ってきたんですかね…。この深澤先生→朝倉先生というサイドストーリーもどうなるか気になってます。

めまいの後の意識障害にて脳卒中が疑われた著明な料理人の方。その後成瀬先生による手術を行うこととなった。深澤先生と高岡先生しかいない救急外来に鳴り響くホットライン。重症者2名の受け入れ要請。四肢麻痺+ショックと重症胸部外傷+ショック徴候のある2人を受け入れ決断した。

手薄な場面だと大体鳴っちゃいますよね…。ドラマでは患者両名とも受入の決断をしましたが、深澤先生と高岡先生の2名だけでは人数的に診療はかなりきつそうですね。特に外傷診療では、重症であれば最初の処置が多くなるので人数が診療の成功につながります。ちなみに北総であれば、こんな場合は院外の先生に手伝い要請がきます。もちろん非番ではあるので行けない場合は行けません。用事が入っている場合や事情があれば行けません。自宅で飲んでしまっている場合も仕方なく行けません。そんなこと、ほとんどないですけど。大事なことなので繰り返しますが、そんなにベロベロにはなりません。

流しそうめんをするナイトドクターメンバー。 他のメンバーの苦戦を尻目に流れてきたそうめんを見事すくう成瀬先生。「こんなものもすくえないとは、それでも医者か?」

成瀬先生流の照れ隠しと勝手に解釈しているので、成瀬先生が本気で思っているわけではないと思いますが、医者であれば流しそうめんがすくえると思ったら大間違いです。日本人は全員空手の達人、並みの偏見です。確かに手技が多い先生や外科系の先生は器用だと思いますが、手術が上手いのと一般的な器用、というのは同じなんでしょうか。
それはそうと、流しそうめんの道具いいですよね。家でできる電動タイプが定期的に欲しくなりますが、1度活躍した後長らく収納されているたこ焼き機の気持ちを考えていつも断念してしまいます。

次回へのナレーションは朝倉先生。「この5人の出会いは―――単なる偶然なんかでは、なかったということを」

さあ、また気になるラストで次回ですね。手術を2度も断念するドラマ、なかなかないですよね。リアルでもなかなかない、でもリアルな描き方ですね…。
そして偶然じゃない出会いとは一体。まだ登場人物の背景で描かれていないところあるので、そのあたりが明かされていくのでしょうか。もう明日になってしまいましたが、楽しみです。
それでは、また。
2021-08-23 00:37 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんばんは。遅くなりまして申し訳ありません。今週はほろ酔いになるタイミングがあまりなくてアップが今になってしまいました。常にほろ酔い気分の人生でいたいものですね(あくまで気分だけですけど)。

それでは、月9ドラマ「ナイト・ドクター」第7話をみた感想を述べさせて頂きます。
当ブログでは初見でドラマを見た(あくまで個人の)感想(見解)を、徒然なるままに(ほろ酔い気分で)書かせて頂きます。皆様におかれましては半信半疑で覗いていただけましたら幸いです。
(※注:以下ネタバレが多分に含まれますのでドラマ未見の方は先にドラマをご覧ください)

――――――
第7話「覆せないレッテル!? すれ違う価値観!」
――――――

見終わってまずは、今回はリアルだなあと。もちろんデフォルメされている部分はありますが、日常診療をしていてよくあるというか、どこかひっかかるというか、グサッとくる部分が多かったです。何が言いたいかというと、早速内容を振り返りましょう。

救急隊から収容依頼。「路上に倒れていた、50代男性の収容依頼です。腹痛を訴えた後、痙攣発作を起こしています。18件もの病院に受け入れ断られています。何とかお願いできませんか?」成瀬先生から「患者の詳細は?」と聞かれると救急隊員は「それは……」と口ごもってしまいますが、本郷先生の鶴の一声で受け入れることに。電話口からは「ありがとうございます!しゃあああ!」 と救急隊員からの声が聞こえてきた。

18件の不応需、ホントかよ、と思うような数ですが(現在コロナ禍で不応需件数が増加しているのは一旦置いておいて、普段でも)ありえない話ではありません。(勿論頻度は多くないと思いますが)というのも、救急車の受け入れは、その病院で救急を担当している医師の都合だけでは決められないことが多いからです。通常、救急車を受け入れる際には、救急対応している医師が診察可能かはもちろん、救急外来での治療終了後にメインとなるであろう科(例えば脳出血なら脳外科、心筋梗塞なら循環器内科、など)が対応可能か、看護師をはじめとした救急外来のスタッフが対応可能か、救急外来のベッドが空いているか、入院する場合のベッドが空いているか、重症例では手術室・麻酔科が対応可能か、などの様々な関門を突破する必要があります。もちろん状況次第では、一旦受け入れて評価や緊急の処置のみ行ってから転院となることもあります。
さてドラマでは、患者の詳細は?と聞かれて救急隊員が口ごもるシーンがあります。(私の解釈では)成瀬先生は患者の医学的な状態について聞いたと思われますが、救急隊員は社会背景について聞かれたのかと思って口ごもっていたのでしょう。通常、医学的に必要ない社会背景を救急受け入れの段階で聞くことはありません。例えば、外国籍の方なので日本語での会話困難とか、独居で連絡が取れる家族がいない、という情報が入ることはありますが、高級時計をつけた高層マンション最上階の方です、とか、たぶん長い間お風呂に入っていなかったと思われます、とかは言わないです。そりゃそうですよね。

14歳女性の嘔吐と腰痛で救急搬送。父親は医師名や病状を携帯で調べはじめ、治療法が書かれたネット記事を見つける。父親「本当に手術が必要なんでしょうか?体内に膿が溜まった場合、抗生剤の点滴だけで改善する場合があると書かれてありますが」と質問。

目の前でネット検索する人はなかなかいないでしょうが、自分や家族の病気についてネット検索してから来院されるのは救急あるあるというか病院あるあるですね。もちろん調べることは全く悪いことではありませんし、むしろある程度の知識があって医者の話を聞いた方がわかる場合もあります。まあ、私がこういう書き方をしているということは良くない影響があるときもあるよ、ということなんですが。
ネット記事だけを信用してはいけない、というのは頭でわかっていてもなかなか難しいです。○ikipediaに全幅の信頼を寄せていた少年時代を過ごした私では説得力があまりないですが…。
誰が、いつ、何を根拠に、何のために書いたのか、ということが理解できる記事であれば、経験上はある程度の信頼はおけるように思います。根拠、という意味では、よく「エビデンス」という言葉をテレビでも耳にする気がします。現代の医療で確かに「エビデンス」は大事なんですが、最近は「エビデンス」、という言葉が独り歩きしている気がします。こういう研究があった、だからこの意見はエビデンスがある、というのは、まずは疑ってかかる方がいい場合もあります。そしてよく見るのは、こういう研究結果がある、というやつにおいて、まるで万人に当てはまるように紹介されていることです。皆さんに改めて言うまでもないでしょうが、一つの研究だけでものを言うことはできず、さらに専門家一人の意見というのは、誤解を恐れず「エビデンス」の強さ的にだけ言うと、最も弱いといわれていますよね。さあ、なにを信じればいいのか…となってきますでしょうか。
川崎洋さんのウソという詩の一部をお借りすると「ウソをつかない人はいない というのはホントであり ホントだ というのはえてしてウソであり 冗談のようなホントがあり 涙ながらのウソがあって なにがホントで どれがウソやら」なのです。ちなみにこの詩の終わりの部分が私は素敵だと思うのですが、長くなるのでここでは割愛します。
さて、この項で何が言いたいかと言うとですね、酒飲みの演説によくあるように、長いだけでオチはありません。ごめんなさい。ひとまず、医療情報をネットで見るときには、誰の何の根拠があるのか、自分はその状況にあてはまるのか、くらいは見ておくとよいかもしれません。

14歳女性の治療方針は手術となったが、父親からは「夜の病院は研修医やあなたのような若い先生が多いんですよね?(昼間の)ちゃんとしたいい先生に診ていただきたいんです」との言葉が。本郷先生からは「実際どこの病院も当直は新米の医者に押し付ける場合が多い。だから俺はここを変えに来た」と。

人は見た目が9割。外見での差別というような話をしているわけでは全くなく、こと救急外来での説明においてはこれはある種の真実だと思います。人となりを知れるだけのフリートークのコーナーはないですし、見た目しかその人を判断する術がありませんから。見た目が大人びている、というのは年代によってはコンプレックスだったりするかもしれませんが、医師としてはそれだけで一定の説得力が出ますし、良いことかもしれません。20歳になっているのに酒類の年齢確認もされることもありませんしね。ちなみに、どの病院にも研修医がいる訳ではなく、研修制度がない病院も少なくありません。
研修医がいる(多い)というのは、教育体制が(少なくともある程度は)しっかりしている、という裏返しでもありますね。

合コンで知り合った若い男性の高熱、関節痛。朝倉先生がインフルエンザの迅速検査を提出したが結果は陰性。念のため入院することに。症状が増悪し、診断は容易ではなかったが、職業が保育士であるということから、りんご病の診断にたどり着く。

診断がつかずに、念のために入院となったケースですね。ちなみに救急外来の一番大事な目的は診断をつけることではありません。この人が入院となった理由は診断がつかないからではなく、状態が悪い、もしくは悪くなる可能性があるからでしょうか。救急外来の大事な仕事の一つは、今何をしなければいけないか、を見極めることです。そのために診断が必要なこともありますが、そもそも救急外来でできる検査も限られているので、診断をつけることを最終目的とはしていません。救急外来にかかって、「様子をみましょう」と言われて、「様子見るだけなら自分でもできるわ!」と思ったことありますでしょうか。そうなんです、時間を味方につけないと診断がつかないことは実際はよくあります。診断もわからなかった、ではなく、様子をみられることがわかった、のです。なんだが言葉遊びの言い訳みたいで恐縮ですが、わからないものはわからないのです。会津藩の教えみたいになりましたが…。

勤務明けに屋上でスイカ割りを楽しむ5人。自分達の未来について語り合い、それぞれの将来について語り合うことに。朝倉先生「最初のレッテルを剥がすことができたのは、同じ職場で、同じ寮で、長い時間を一緒に過ごして、みんなのことを知ることができたから。だから……私達の仕事だって、きっとそう……。ちゃんと知ってもらうことで、変えられないものなんてないと思うんだよね。本郷先生だって、最初は怖いし何考えてるか分からなかったけど、本気で日本の救急医療を変えようとしてくれてるんだって知った。その想いに、今は少しでも応えたい」

いいですねースイカ割り。ドラマだけでもこういうシーンがあると、自分たちでできない気持ちが少し晴れる気もします。非常にうらやましいですが。こちらからは以上です。
ちなみにイメージの話でいうと、救急医は少し怖いイメージもあるかもしれませんが、基本的にフレンドリーでよく教えてくださる先生が多い気がします。イメージですが。

朝倉先生「それでも私は、途方もなく大きな夢に向かって、この4人と一緒に働きたい。そう願ってしまうのは、我儘なんだろうか?」

どこで働くか、そしてどう働くか。仕事を考えるうえで欠かせないものですが、それらと同様に、もしかしたらそれ以上に大事なのは誰と働くか、でしょう。医師は職業柄比較的転勤が多く、ずっと同じメンバーで長くは働けることは少ないことがわかっているからこその朝倉先生の言葉でしょうか。最終回で各先生がどのような決断をしているか、気になりますね。

今回はなんというか、救急医としてのあるあるがちりばめられていたような気がします。
次回は成瀬先生の今後に関して気になる予告でしたね…。サブスペシャリティー(救急科専門医とは別に、他の専門を持つことです。もちろん救急科専門医一本の方もいます)というのは救急医の在り方を語るうえで切っても切れないものですが、成瀬先生はどうするのでしょうか。
それではまた次回に。