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2018-10-17 00:43 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんばんは。管理者Oです。

本当に、本当に長らくお待たせを致しました。
ついに『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の医療シーン解説をお届けできる日がやってまいりました!!
何を隠そう、私自身が一番首を長くして待ち望んでいたような気がしております☆
出し惜しみした分だけ、想像を遥かに超える超大作となっています。お時間がない方は分割してお読み下さい(笑)

まずは改めまして皆様のおかげで『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は日本映画史上にその名を刻むほどの空前の大ヒットとなっております。この場で正直に懺悔致しますと、ここまでの大ヒットは予想できておりませんでした。。いや、もちろん制作陣のそれこそ血の滲むような努力のおかげで素晴らしい内容になっていることは公開前より分かっていましたし、多くの方に楽しんで頂ける内容であると自負もしておりました。ただ、やはりドラマとは違ってお金を払い、劇場に足を運んで頂く必要のある劇場版でリアリティを追求する医療エンターテインメントがどれ程の集客を見込めるのかは制作陣はもちろんのこと、我々北総救命スタッフには知る由もなかったわけです。その上でのこの大ヒット。。嬉しさよりも純粋に驚きが勝っている感覚です。

さて、そんな『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』ですが、老若男女を問わず多くの方の涙を誘っていると聞きました。藍沢先生の名セリフ《大切な人間に胸を張って大切だと言えることが、いかに尊いものなのか》に代表されるように劇場版には多くの"絆"が散りばめられていましたね。家族との"絆"、恋人との"絆"、そして仲間との"絆"。。そんな"絆"を必死になって繋ぐ救急医達。当たり前のように存在しているものに気付くことの大切さやその尊さが、観る方によってそのポイントは違えど多くの共感を得たのではないかと感じています。
サブタイトルにある【救いたいという思いが、終わることはない】というのはまさに私たち救急医の根幹を支える信念です。誰しもが目を背けたくなるような「命の現場」に必死に対峙し、その”重さ”に悩み、苦しみ、葛藤しながら仲間と共に乗り越えていく救急医の姿は、賛否両論のあるプライベートな部分も含めて本当にリアルなもので、まさに誕生から10年という年月をかけて『コード・ブルー』が追求してきたものなのだなと改めて実感しました。
「コードブルー」ファンを公言している私個人としては1stシーズンからずっと不幸続きだった冴島Nsの幸せそうな笑顔が見れたこと、そして不動の5人がヘリポートで(素のままの表情で)はにかんでいるシーンを見れたことがとても感動的でした☆
はい、今回は予め長くなると公言してましたからね。謝りませんよ(笑)
分かりました、勿体ぶらずに出しますよ(笑)

それではお待ちかねの医療シーン解説をお楽しみ下さい。

劇場版「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」の大ヒットは、ドラマに引き続き医療監修に関わったものとしてはこの上なく嬉しい出来事でした。観客動員700万人、興行収入90億円を超え、一番嬉しく思っているのは、多分、毎月のように救命救急センターの「医療収入」を気にかけているに違いない、翔北救命救急センターの管理者の橘部長だと思います…(笑)。

さて、冗談はともかく、皆さん!お待たせしました!昨年の3rd seasonの最終話の解説でもお伝えしたとおり、劇場版コード・ブルーの医療シーンを「徹底」解説したいと思います。1st seasonから、高速道路トンネル内の多重衝突事故、電車の脱線事故、小型旅客機の墜落事故、地下鉄の崩落事故…、これでもかこれでもかというほど大きな災害事故を経験している翔北救命救急センターですが、今回もまた、とんでもないことになっていました。

まずは、冒頭の成田空港の乱気流事故からです。われわれ北総救命も過去に乱気流による事故に対して空港内でトリアージを行った経験があります。幸い命に関わるような重症者は出ていないのですが、成田空港の近くに位置している北総救命は、不測の事態に備えて常に臨戦態勢を取っています。今回のシーンはそんな経験をモチーフに作られました。
当該機のすぐ傍にトリアージエリアが展開されているところに白石、灰谷がやってきます。藍沢が富澤未知を抱きかかえてタラップから降りてきました(カッコ良かったですねぇ~)。重症の未知でしたが、機内から搬送されるのは遅かったです。元気な人は先に機内から脱出できますから、実際にもこのような状況は十分にあり得ます。白石が診察していると未知の口から血液が噴出します。この時点で白石は「気道損傷があるかも知れない」と思い、「この患者の搬送順位を上げてください!」とTVで観た宣伝で何度も聞いたセリフを言います。
何故、白石はこう思ったのでしょうか?乱気流事故では機内で強く身体を打ち付ける可能性が高いです。胸部を打っていれば肋骨骨折や肺挫傷が生じるでしょう。この状況でもその可能性は相当に高かったと思われます。肺挫傷は気道内に出血しますから、その量が多ければ喀血することがあります(気道や肺から出た血液を吐くのは「喀血」、胃などの消化管からの血液を吐くのは「吐血」と言います)。少しその量が多かったですよね。実は肺挫傷の際の吐血はそれほど多くないのが一般的です。あれぐらい出るような肺挫傷ならば相当に重症で、あの時の未知の状況とは一致しません。なので、白石はもっと大きな気道からの出血を疑ったんだと思います。実際には胃癌からの「吐血」だったわけで、この時点では答えは「ハズレ」だったのですが、救急の現場では患者さんの状態の安定化が重要であって、原因はこの段階では大きな問題ではないのです。

未知は、現場での予想通り肺挫傷と肋骨骨折でした。胸部のX線写真とCTで診断は容易につきます。ICUにいる未知のところに灰谷がやってきます。初療時の胸部CTを見直したようです。白石と灰谷はここで肺には肺挫傷以外にも腫瘍(この後、未知が胃癌の転移と話をします)があることに気づきます。
このシーン、「初療時に、何故、気づかなかったの?」という疑問が出ると思います。実は、救急医は初療時、(この場合は外傷であれば)何処にどんな損傷があるかは細かく読影するのですが、それ故に、別に何かの病気があったとしてもその時には気がつかないことがあります。なので、後にもう一度よく見直しをするのです。こうやって怪我を契機に別の場所に病気が見つかるということはしばしば経験されます。ドラマでもそんなエピソードが何回か出てきましたね(ヤンキー娘に突き落とされた癌のお父さんとか、灰皿を投げられた脳腫瘍の旦那さんとか…)。初療時の白石は、未知のその後の全身状態と画像所見からすれば、「気道には損傷が無かったし、あの喀血(この時点ではまだ喀血だと思っていたでしょう)の量は説明がつかないなぁ…?」と、おそらく内心では訝しく思っていたはずです。こんな風に説明のつかないことは臨床の現場ではよくあることです。

未知はこの後、大量の吐血をくり返します。未知はステージⅣのスキルス胃癌と診断されています。一般的に、スキルス胃癌であのような大量出血を起こすことは稀です。30年間くらい前なら、「大量出血を契機に診断に至ったスキルス胃癌の一例」なんていう症例報告がありそうです。ただ、癌が進展して胃の動脈が破綻すれば胃潰瘍などと同じく大量の出血を来します。

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スキルス胃癌では多くはありませんが、未知もこういう状態だったのでしょう。未知が吐血で初療室に運ばれたときに、白石が「腫瘍からの出血かも」と言っているのはそんな状況が念頭にあったからです。胃からの出血は、まずは内視鏡による止血を試みます。出血部位にクリップをかけたり、血管を収縮させる薬剤を投与したり、止血剤を撒いたり、あの手この手を使います。胃潰瘍のほとんどはこれらの方法で止血が得られますが、胃癌などではなかなかそうは簡単にはいきません。そんなときは動脈塞栓術で止血します。緋山は、初療を始めながら「エタノールとトロンビンの準備して」って言っています。結婚式の吐血の時には「アンギオ(血管造影)室にも連絡して」って言ってますよね。この時は橘先生が内視鏡を手にしています。

さて次は…、メインの藍沢の現場手術シーンです!
身体に何かが刺さるのは、コード・ブルーでは定番です(笑)。鉄筋や木材などの刃物以外が刺さった創のことを「杙創(よくそう)」と言います。このことは3rd seasonの医療解説でもお話ししました。今回はコード・ブルーの杙創ネタでも最大のもので、直径が約5cmの鉄材(ここでは鉄柱としておきます)が刺さってしまっています。通常であれば身体の前後で鉄柱を切って救出するのがセオリーです。と言うか、それしか方法はありません。当然、レスキュー隊はそれを試みたわけですが、都合の悪いことにカッターの火花が漏れ出したガソリンに引火してしまいました。前方に3m、後方にも2mある鉄柱ですから前後にズルズルと抜いてしまうことはできません(下図)。

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「さぁ、どうする?」というのが今回の医療シーンの「お題」でした。
そこで藍沢は、「鉄柱を身体の前後で抜けないなら、横から抜けないか?」と考えました。鉄柱を身体から抜くのではなく、身体を鉄柱から抜く、というわけです。そのためには左の脇腹を切開して鉄柱にたどり着かなければなりません(下図矢印)。

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ところが、刺さっている鉄柱に至るまでには、筋肉だけでなく、下行結腸が鉄柱を跨ぐようにあるはずです(矢尻)。

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これを切断してしまわないと鉄柱は抜けません。藍沢と白石はありったけの鉗子を使って、筋肉からの出血を抑え、結腸を挟んで便が外に出ないようにしながら、鉄柱に向かって切開を続けていったわけです。
このシーン、多くの外傷手術を行ってきた私でもさすがに経験の無い手術です。白石が「どれぐらい勝算ある?」と藍沢に聞きます。「まったくわからない。何せ経験が無い」、これは藍沢の正直な思いだったでしょう。実際にも、あの場面、あの状況でこの手術をやり遂げることは簡単ではないはずです。ですが、すでに脈拍も弱くなっていて開胸下に大動脈遮断までしている状態ですから、もう待ったなしです。藍沢の提案は理論的には正しいですし、何もしなければ患者さん、杉原さんはこのまま亡くなってしまうでしょう。そりゃ、いつも慎重な白石も同意しますよね。
手術を進めていくと次なる試練がやってきます。結腸を切断すると、杉原さんは馬蹄腎だったことが分かります。馬蹄腎というのはその名の通り、「馬の蹄」の形をしている腎臓のことを言います。腎臓は握りこぶしぐらいの大きさで左右に一つずつあるのが普通です。ごく稀にこの二つが繋がっていてU字形をしている先天性の異常があるのです。機能的には問題は無いので偶然に見つかることがほとんどです。馬蹄腎は前後に平べったく通常の腎臓よりも左右に広がっているので、切断した結腸のすぐ後方に鉄柱に潰された左側の腎臓があったのでしょう。この部分を切っていくためには左側の腎臓を出入りしている腎動脈と腎静脈を切ってしまわなければ、大出血をしてしまいます。藍沢はこの血管の処理を強いられることになったわけです。すべての処置を終えれば横から鉄柱を抜き取るための障害はなくなります。あとは観ていただいたとおりです。

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ちなみに大動脈遮断は30分ぐらいが限界と言われています。ヘリに向かう途中で、白石が「遮断時間40分。ギリギリ可能性残せた」と言っていますが、これは北総救命の豊富な経験から40分までなら救命のチャンスが十分にあるという根拠に基づいています。

もう一つ医療シーンを解説します。藍沢、白石、雪村の3人が困難な現場に直面している時、緋山が挿管に苦労している他の病院の医師達のところに行きます。ここは緋山の見せ場です。緋山は経鼻挿管(口からではなく、鼻から気管挿管をする方法)を選択するのですが、それを盲目的に行いました。通常、経鼻挿管はマギール鉗子という器具を使って鼻から入れた気管チューブを声門に誘導するのですが、この時はその声門が確認できません。そこで緋山は鼻からチューブを挿入すると、チューブの端に耳を近づけながら少しずつ奥へと進めます。チューブの先端が確実に声門に向かっていれば、だんだん患者さんの呼吸音が大きく聞こえるようになります。声門を通過する瞬間には呼気がチューブの中を「フーッ!」と返ってきます。緋山はそのタイミングで一気にチューブを気管内に進めているのです。画面を観ながら、よーく聞いていると呼吸音が聞こえるはずです。これは職人レベルの手技(わざ)なので、医療監修を務めた私と原先生以外には北総救命でできる救急医はもういません…。盲目的にやるためにリスクもありますから、もう時代遅れの方法なのかも知れません。でも、こんな救急現場では役に立つこともあると思います。「さすが緋山!」という、医療監修者にとっては名シーンになりました。

さぁ、最後の解説は藍沢の事故にまつわる話題です。彼は雪村を守ろうと感電して、おまけに墜落してしまいます。おそらく心室細動を起こしたのでしょう。白石と雪村の迅速かつ適切な処置によって心拍は再開します。白石が藍沢に取り付いてから心拍が再開するまで1分30秒です。例えば、実際に心筋梗塞の患者さんをこのスピードで除細動できれば、多くを救命することができるでしょう。このシーンは一気に撮影していますからそれがより実感できるに違いありません。AED普及の啓蒙活動に使えそうな秀逸なシーンだと思います。
その後、湘北へ向かう機内で藍沢の気管チューブから出血がみられました。転落した際に胸部を強打したための肺挫傷が原因です。高所からの墜落では水面は地面と同じくらいの衝撃を与えます。藍沢は著しい低酸素血症となり、通常の人工呼吸器による管理では血液の酸素を保てなくなってしまいました。白石と橘の会話では、100%の酸素を投与していても動脈血内の酸素濃度は97mmHgと言っています。白石は「ECMO(エクモ)入れましょう」と提案をします。
これはextracorporeal membrane oxygenation(体外式膜型人工肺)といって、機能の著しく低下した肺に代わって血液に酸素を与えるための装置です。ポンプを使って一旦体外に出した患者さんの血液に人工肺(下図矢印)を使って酸素を十分に与え、また身体の中に血液を返すのです。

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肺炎などによる重症の呼吸不全などの際に使用されます。血液を体外で循環させるので血液が固まらないように抗凝固薬を使用します。なので、外傷で使用されることは出血している部位(藍沢の場合には肺ですね)の止血が阻害されるので、ECMOの使用はしばしば敬遠されます。ですが、肺挫傷による低酸素血症はおおよそ72時間でピークを過ぎます。その間の酸素化をECMOで凌ぐことができればいいので、藍沢の場合には、出血が止まらなくなるリスクよりも、血液の酸素化のメリットを取ったということです。

劇場版コード・ブルーの医療解説を読んでいただいた皆さま、お付き合いいただきありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。ロングラン公開となっています。一度観た人もこれを読んでもう一度劇場に足を運んでみてください。まだ観ていない人は、もしかするとより深く医療シーンを楽しめるかも知れません。

これにて北総救命の「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」に関わるお仕事も終了です。こんな凄いドラマになるとは思ってもみませんでした。すべての関係者の皆さんに「ありがとうございました!」とお礼を言わせてください。翔北救命救急センターに負けないよう、北総救命はこれからも頑張っていきたいと思います!

いかがでしたでしょうか。いやぁ、ドラマ版と併せると書籍化できるんじゃないかというくらい本当に超特大の大作でしたね(笑)

改めまして昨年のドラマ開始時期から1年以上もの間、当ブログの『コード・ブルー医療シーン解説』を拝読頂いた皆様に心より感謝申し上げます。当初の予想を大幅に上回る反響を頂き、時には重責にめげそうにもなりましたが(笑)、何とかここまで続けてくることができました。自分の人生でこのようなお仕事に関わる機会が巡ってくるなんてまさに夢にも思っていませんでした。
有難いことに『コード・ブルー』をご覧頂いた方の中には「救急医になりたい」、「フライトドクターを目指します」という夢を持たれた方もいらっしゃるようです。ちょうど10年前に同じように夢を持った自分と重なり、とても微笑ましく思います。
そして、そんな社会的影響力の大きな『コード・ブルー』のお仕事にほんの僅かでも関われたことを誇らしく感じています。関係者の方々、本当に長期間に渡る撮影お疲れ様でした。

スポットライトの当たることの少なかった【救急医療】や【ドクターヘリ】に大きな光を差し込んでくれた『コード・ブルー』の名を汚すことのないよう、北総救命はこれからも「命」に向き合い続けて参りますので、今後ともご声援のほどをよろしくお願い致します。

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2018-10-12 23:34 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんばんは。管理者Oです。

最近めっきりと涼しくなり、まさに『勉学の秋』に相応しい気候ですね!
がしかし、目先の書類仕事に行き詰まり、現実逃避でブログを書いております(笑)

さて今回は、予告通り先日AmericaはSan Diegoで開催された第76回米国外傷学会(AAST)&第3回世界外傷会議(WTC)に参加した専修医のS本先生より参加報告が届きましたので、ほぼ原文のまま記載致します。リアルな感想をお楽しみ下さい☆

専修医のS本です。
9/25-30までアメリカのサンディエゴで開催されたAAST&WTC(the American Association for the Surgery of Trauma & The World Coalition for Trauma Care)に行って参りましたのでご報告を致します。

初めての海外学会で楽しみな一方で、英語全く分からぬという致命的な問題を抱えたまま日本を飛び立ちました。

そもそもサンディエゴって南の方にあるけど、暑いの?海入れる??
とか思っていましたが、実際は日中はカラッとした暑さで20℃程度、朝晩は少し気温が下がり上着が必要なくらいの気温でした。
街並みは美しく、海岸がとても綺麗で魅了されました。

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さらにホテルの目の前には空母ミッドウェー博物館があり、凄い迫力!
行かない訳にはいかない(笑)

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空母内の手術室・集中治療室も見れました!

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空母内の見学で2時間歩いていました。とても広かったです。

そしてやっぱりアメリカといえばメジャーリーグです!
地元パドレスvsダイアモンドバックスの一戦を試合観戦してきました。

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雰囲気は日本とまるで違います。
ご飯を食べにきている(ように見える)人や、ずっとフードコートで飲んでいる(ように見える)人など、試合を観ることが全てではない、アメリカの楽しみ方がそこにはありました。


さて、遊んでばかりではありません(笑)
長くなりましたがいよいよ学会についてです。

世界中の外傷専門医のトップが集結しており、会場は熱気に包まれていました。
Master Surgeonによるレクチャーがあったり、外傷手術のシュミレーション教育で用いる人形を使ったデモをやっていたりと様々な企画がありました。
Lunch Lectureでは色んな国の人たちと同テーブルになり弾まない会話をしたり(拙い英語力が原因です)、刺激を受け勉強になりました。
恐らく、本来の内容の20%程度しか理解できていませんが。笑

英語力、これは今後活躍していくには必須であると痛感しました。

特に、oral sessionでは質疑応答など内容はもちろんですが、英語でのdebateができる必要があります。
いずれはあそこに立って発表したいと思います。

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各国ではどのような病院前診療を含めた外傷診療が行われているのか。
今回はそのあたりを中心に勉強してきました。

感じたことは、北総の診療は海外と遜色なく、むしろ世界にどんどん発信していくべき内容があるということです。
日本ではあまりやられていないが北総では通常やっている事項が、世界では意外と当たり前にやっていたりと、数々の発見がありました。

また、日本の外傷の最前線の先生方とお話しする機会が多々あり、各施設の診療内容など貴重なお話しを聞くことができた事も良い経験となりました。

外を見て自施設を客観的に振り返る機会にもなりました。
『北総は日本の外傷診療の最前線を走り続けなければならない』 との部長のお言葉を胸に、自分自身もより洗練せねばならないと感じました。

1年に1回は海外学会に発表出せるように頑張りたいですね!

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ここ最近は患者搬送件数も多く、多忙を極める中、院内の先生方にはご負担をおかけしました。
この場をお借りして感謝申し上げます。


いかがでしたでしょうか。
もちろん国内にせよ海外にせよ学会発表を行うことが一番重要であることは間違いありませんが、やはり早いうちから海外学会の雰囲気を知るということは非常に刺激になるようですね☆
次回はあの広いoral会場で堂々と発表できるよう私自身も精進して参りたいと思います。

S本先生、お疲れ様でした☆



2018-10-02 11:26 | カテゴリ:ブログ
皆様こんにちは、管理者Oです。

ブログ更新をサボっている間にあっという間に10月になってしまいました。
その間には北海道胆振地震や台風被害など、多くの自然災害が発生しておりました。
北海道胆振地震の際には北総救命からもDMAT隊として現地派遣され、活動を行いました(活動詳細は後日掲載予定です)。
被災地の一日も早い復興をお祈りしております。

さて、ご報告が遅れましたが8月より北総救命では救命救急センター集中治療室が改修・増床(6床→14床)されました。

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救命救急センター集中治療室が増床されたことで、これまで以上に多くの重症患者を受け入れることが可能になり、連日連夜の緊急手術で8月・9月と非常に忙しかったことがブログ更新遅滞の一因です。

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はい、すみません、言い訳です。。(笑)

これまでもドクターヘリやラピッドカーで重症外傷患者を集約することを北総救命のポリシーとしてきましたが、そのかいあってか最近では比較的遠方の救急隊であっても重症外傷症例を北総救命を第一選択として搬送してくれるようになりました。
以前まではベッド状況からどうしても受け入れ制限しなければならないような時もありましたが、今後はより一層じゃんじゃん受け入れますので関係各所の皆様、宜しくお願い致します!!


最後にもう一つ、お詫びと訂正です。
『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の医療シーン解説を当初は8月末頃に掲載予定でしたが、劇場版のロングランが決定したこともあり掲載時期を延期させて頂くことと致しました。
性質上、非常に多くのネタバレを含みますためこのような方針とさせて頂きましたことを何卒ご理解下さい。楽しみにしていて下さった皆様、本当に申し訳ありません。
また掲載時期が決まりましたらすぐに当ブログ内でご連絡致します。

次回は第77回米国外傷学会(AAST)&第4回世界外傷会議(WTC)に参加した専修医のS本先生より参加報告を行ってもらう予定です。お楽しみに☆
2018-08-21 22:12 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんばんは。管理者Oです。

気が付けばお盆が過ぎ、朝晩の涼に秋の訪れを感じる今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
『劇場版コード・ブルー』は予想以上の盛況で、各方面よりお褒めの言葉をいただき大変嬉しく思っております。4DXの放映も開始されたようですし、引き続きよろしくお願い致します。

さて、『劇場版コード・ブルー』の盛況に比例するように、北総救命には連日のように毎日多くの見学の方が訪れております。
そんな中、夏休みの自由研究課題として「ドクターヘリ」を取り上げようと多くの小中学生の方より見学の問い合わせがあり、個別への対応が困難なほどとなりましたため、先日2日間に分けまして【夏休みドクターヘリ見学会】を開催致しました。

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皆さん、こちらがビックリするくらい核心をつく質問をされたり、熱心に写真を撮られたりしておられました☆
特にドクターヘリに搭乗体験してもらう時には目をキラキラと輝かせながら機内を観察されたりしていて、何だか説明しているこちらまで自然と笑顔がこぼれるような素敵な見学会となりました!

なかなか頻繁には行うことは困難ですが、できる限り多くの方にドクターヘリのカッコ良さやフライトドクター・フライトナースの魅力を伝えられるように今後もこのような活動を継続していきたいと考えておりますので、皆様今後とも宜しくお願い致します☆

今週末頃よりまた酷暑が舞い戻ってくるようです。熱中症にはくれぐれもお気を付け下さい。
また重ねてのお願いにはなりますが、ドクターヘリを見学される際には特に離発着時の風で転倒されたり、身の回りの物を飛ばされたりしないよう安全な場所から見学されてくださいね。
それではまた!!



2018-08-08 23:22 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんばんは。管理者Oです。

公開から早いもので2週間が経過しようとしております『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』ですが、皆様ご覧いただけましたでしょうか。
おかげさまで大好評との噂をあちらこちらから聞いており医療監修を行った北総救命一同大変喜んでいるところです☆

さて表題の通り、皆様お待ちかね『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』医療シーン解説を8月下旬頃に掲載予定です!

劇場版という大きなスケールに負けぬよう、医療シーン解説も気合いを入れてドラマ版を凌ぐ特大版でお届け予定です。
既にご覧頂いた方も、これからご覧頂く予定の方も是非楽しみにしていて下さいね☆
もちろんネタバレを大いに含みますので、くれぐれも劇場版をご鑑賞頂いた上でご笑覧ください。

See you soon!