2013-07-26 17:08 | カテゴリ:ブログ
7月も半ばをすぎました。気温は少し下がりましたがみなさまも熱中症対策は気を抜かずに!
益子センター長は常夏のバンコクへ出張中です。
益子部長タイ訪問
北総救命で研修したDr.Sura(中央)と
第一回国際民間航空医療搬送会議のゲストスピーカーということで、北総救命に研修に来たタイのドクターたちとも旧交を温めているようです。タイからは今年度も数名のドクターが研修に来ます。ますます両国の絆を深め、医療は世界共通ですから、国境にとらわれずお互い切磋琢磨してまいりましょう!

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世界と言えば日本の玄関口・成田国際空港にほど近く災害が起これば当院も災害基幹病院として医療チーム派遣と傷病者受け入れを行う立場になります。昨年に引き続き第2回成田空港エマルゴが実施されました。
エマルゴ訓練は傷病者の重症度設定と時間軸に重きをおいて、救助~病院到着までの流れを訓練します。混乱した現場での多職種による共同作業になりますのでコミュニケーションが大変重要です。
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発災!成田空港会社消防隊が現場到着です。
サンフランシスコでB787が墜落したばかり、他人事ではありません。
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NAA消防隊が「ちば共同指令」に第一報、いわゆる「スイッチ」を投入したところ
ちば共同指令になって初めての訓練ということで共同指令の本職の3名の司令員も参加
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救出された傷病者が救護所に運ばれ、救急隊の一次トリアージ実施
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成田消防の本部が設置され、北総ドクターヘリが到着し医療の本部を立ち上げます。
医療投入が昨年より早い段階で進んでいます。H医師が本部運営、Y医師が救護所へと向かいます。
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救護所で安定化された傷病者が救急搬送指揮所に滞留し始めました。
やはりここが一番の難所です。Y医師が救急指揮隊と連携し搬送順位・病院選定を行います。
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恒例のニュースキャスタと現場レポーターも登場しました!
昨年より30分以上早く赤タグの重症傷病者が病院にすべて搬送し終えて終了
スキルがあがっていますね
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松本医師の講評も好評価!
エマルゴ飲み会
成田空港の救助・救命力を世界基準に維持するために
また次回も頑張りましょう!

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北総・君津ヘリの共演、とくに珍しくもない光景
北総救命はといえば救急要請がひきもきらず、また千葉県南部をカバーする君津ドクターヘリとは南でコラボ・北でコラボ、と消防もよく医師の現場投入を使いこなしてくれています。しかしヘリが飛べば当然病床も満床で、患者さんや周辺の病院のご理解ご協力をいただき、状態が安定した方に転院・退院をしていただいてなんとか受け入れ態勢を維持しております。みなさまに感謝申し上げます。
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そして北総病院のナースユニフォームがスクラブに!
かっこよく、動きやすく、これも世界基準への流れです。
当然いつも素敵なナースの皆さんがますます素敵に見えます。
我々も元気をもらってがんばりますよ。
2013-07-12 15:28 | カテゴリ:ブログ
7月に入って連日、高温注意報が発令されています。最高気温35℃以上が予想された場合に発令し、熱中症に対する備えを呼びかけるもので2011年7月から導入されています。マスコミの報道でもご存知の通り、たくさんの方が熱中症で救急搬送されています。不要不急な部活や屋外作業は控える。こまめに水分をとる、家では28度以上にならないよう冷房を使用するなど自己管理が大切です。子供や高齢の方では家の中や夜でも熱中症になることがあるようですので、みなさまも十分お気をつけください。

そんな高温の東京で行われているのが第16回日本臨床救急医学会です。医師をはじめ看護師や救急隊員など救急医療に関連する多職種が一堂に会して救急医学と医療体制を論じる熱い学会です。有楽町周辺は全国からの関係者で気温が周囲より高くなっているかもしれません。
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千葉県は国の消防広域化計画に沿って、県内の119番受理台を千葉市と松戸市に集約化し、消防力の強化と効率化を行っているところです。平成25年3月から「ちば共同指令センター」隷下の20消防本部は集約化を完了し一体的に運用されはじめました。
共同指令エリア

今月、来月は北総救命のドクターが「ちば共同指令センター」に交代で研修にお邪魔します。ドクターヘリの要請・支援も指令センターが行ってくれるので北総救命のスタッフともお互いを知り、顔の見える関係を作ることでより救命力を上げる目的で行われるものです。

千葉市消防局
青空をバックにそびえる千葉市消防局
しかし朝9時の時点で34℃、熱中症が多発しそうな予感です。

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ちば共同指令センターの管轄人口330万人は東京消防庁・横浜市消防局につぎ全国で3番目の大きさです。ほぼ1~2分毎にかかってくる119番を、あるときはやさしく、あるときは粘り強く話すことで情報をひきだし、話をしながらも救急車・救助車・ポンプ車・ドクターヘリと最適な部隊を選択し出動させ一刻も早い傷病者接触をめざします。1つのチームは19名で20消防本部からの出向です。所属地域と関係なく千葉市・房総・北総・香取海匝地域全体からの通報を受け、現場に出動をかけ、無線で支援することになります。若手もベテランも、救命士・救助隊・ポンプ隊と職種もバックグラウンドもさまざまな19名のチームワークが要求されます。最新のAVMシステムがリアルタイムに車両の位置情報と事案進行状況を各員のモニターに表示し、それを支えています。

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この日も日勤帯で250件の通報がありました。一度に20~30ほどのミッションを同時並行で支援し完結させていきます。病院から見えない部分なので大変勉強になりました。静かな中にも情熱を秘めたN班長以下第4班の皆様お世話になりました。当日に限って室内が暑かったのはクーラーの調子が悪かっただけではなさそうです。千葉の救助・救命力が全国のベストオブベストであるように、一緒によいシステムをつくりあげていきましょう。

熱中症2
重症熱中症の治療にあたるH医師とS研修医、
熱中症を取材にきた記者さんの質問に答えるM医師

今回は予想通り、熱中症と思われる通報がかなりの件数に上っていました。北総救命にも重症熱中症の患者さんが毎日搬送されており、他人事ではありません。水分・塩分補給と温度管理、休息をとってこの暑さを安全にのりきりましょう。
2013-07-05 11:37 | カテゴリ:ブログ
7月に入りました。今週は七夕ですね。この時期は、ちょうど梅雨前線が本州のあたりに停滞するため過去30年間における東京の七夕の晴天率を見ると晴れ30.0% くもり36.7% 雨33.3%、最後に晴れていたのは2004年と織姫と彦星が出会うのはかなりの難易度のようです。そんな雨を吹き飛ばす元気な新人医師をご紹介いたします。
平成25年入局者
左からG医師(茨城)・T医師(茨城)・A医師(東京)・H医師(静岡)・S医師(福岡)です。(前任地)
卒後3年目から8年目と年次も専門も違うメンバーですが4月から北総救命チームとして力を合わせて頑張っていますよ。ドクターヘリのOJTも始まりますます力を発揮していただきます。よろしくおねがいいたします。

A医師は東京都立小児総合医療センターからきてくれた小児重症集中治療のエキスパートです。北総救命と東京都立小児総合医療センターは重症外傷の小児患者の治療において連携しています。重傷外傷の小児患者をドクターヘリで北総救命に収容し、止血手術等の初期治療を行って安定化、再びドクターヘリで府中へ飛び小児集中治療室へと絶え間なくリレーすることで、これまでも小児患者の命を助けてきました。そんなゆかりのある都立小児医療センターから人事交流できてくれたA医師ですが、研修期間の3か月があっという間にすぎ、再び小児医療センターへ戻ることになりました。
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A医師、ICU管理や病棟管理、ヘリやカーでの出動と大車輪の活躍
これからもますます両施設の絆を深めて、救命率を上げていきたいと思います。


ドクターヘリで搬送、脳外科医による緊急手術のリレーで救命されたAさんが、退院前に救命センターを訪問してくださいました。2月から130日を超える入院生活でした。お父様より「生死の境を彷徨う日々が続きましたが、多くの方々による医療により、息子の命は守られました。そして、ドクターヘリによる搬送が大きな要因であることを知りました。ドクターヘリに関わっている多くのスタッフさんへ 息子のためにありがとう」とメッセージをいただきました。沖縄県で調剤薬局を営む薬剤師のお父様をおいかけるように、薬剤師を目指して薬学部在学中のAさん。早く大学の授業に復帰したいと話していました。薬剤師になって一緒に日本の医療を支えましょう!
リハビリ頑張ってくださいね!
祝退院
退院するAさん(中央)とお父様、Aさんは薬学部への復帰に意欲をみせていました。
ご本人とお父様に許可をいただいて写真掲載させていただきました。

短冊には「皆様の健康」とかいて平和を願いつつ、北総救命センターは常に重症の方に対応できるよう準備を整えています。
2013-07-01 18:24 | カテゴリ:ブログ
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 本日タイ国救急医療庁の視察団16名の方が、日本のドクターヘリ救急医療について学ぶため、当救命救急センターを来訪されました。益子教授、松本准教授のレクチャーの後、ヘリ運航管理室・ヘリポート内にて熱心な質疑応答がなされました。
 この後、午後には、千葉市消防局にある千葉県20消防本部の共同指令センターの見学に行かれました。