2017-07-18 09:33 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんにちは。管理者Oです。
昨日は待望の『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ THE THIRD SEASON』の第1話が放送されましたね。
一人のコード・ブルーファンとして、笑いあり、涙ありで初回から非常に楽しませてもらいました。

そして、予想を上回るブログやFBの反響があり、多くの叱咤激励のコメントもいただいておりますことに管理者として北総救命を代表し御礼申し上げます。本来でしたらお一人ずつ御礼すべきところを、このような形式でのご挨拶となり申し訳ありません。
大変注目度の高いドラマであり、視聴される方によって感じ取られることは千差万別とは思いますが、あくまでもリアリティを追求した『医療系エンターテイメント』として、最終話までぜひとも温かい目で見守って頂けますと幸いです。

さて、早速第1話の医療シーン裏話をお届けしたいと思います↓

ついに始まりましたね、「コード・ブルー 3rd season」。第1話、楽しんでいただけたでしょうか?藍沢が現場に出て行くシーン、「もういい、わかった。現場に向かう」、カッコ良かったですね。緋山の「来るならもっと早くきなさいよ」ってセリフも彼らの信頼関係がよくわかる場面で、私が好きなシーンです。

さて、第1話目のメインは山車に挟まれた少年(悠斗君)の治療です。現場での緊急穿頭(hematoma irrigation with trephination therapy, HITTと言います)は過去2回のシリーズでも出てきてます。特に、2nd seasonのスキー板に串刺しになった場面を思い出す人も多いでしょう。一番上の青年にHITTをしてましたね。脳外科が専門の藍沢に現場で治療させるとなるとHITTは見せ場の一つです。実際に救急現場で行うことは滅多にありませんが、患者がトラップされていてすぐに病院に搬送できなくて、頭蓋内出血が急速に増えている状況であればこの方法は窮余の策としてあり得るでしょう。悠斗君はHITTで一旦頭蓋内の減圧をして、翔北病院搬送後に脳外科で手術(おそらく藍沢が執刀したんでしょうね…)をしてICUにいるという設定でした。
このシーンでもう一つ注目して欲しいのは、白石が挟まれた悠斗君に気管挿管をする場面です。立位の状態の患者に気管挿管をするのは、実は容易ではありません。対面して喉頭鏡を反対に持って喉頭展開する方法がありますが、あの場面ではそんなスペースがありません。白石は咄嗟に家屋に突っ込んできた山車の上に乗って、腹這いになりながら子供の頭の上から気管挿管をします(少し頸が過伸展気味でした)。実際にこんな場面に遭遇したことはありませんが、撮影のずっと前に作ったミニチュアセットを見てこの方法を思いつきました。
写真
現場の状況を冷静に把握して、臨機応変に医療を提供する「場」を確保することも現場に出動する医師には求められるのです。白石は見事にそれをやったわけですね。立派な救急医に育ってくれたと思います。
お話の前半、藍沢が止血を手伝った水上バイクに衝突した患者さんの治療シーンがありました。患者さんは出血性ショックで心停止が切迫していたので、白石が開胸を決断します。次のシーンでは、腹部からの出血を必死で止めようとする白石と横峯に移ってしまいましたが、実はこの直前、白石は「開胸下大動脈遮断」というのを行って心臓の停止を回避するとともに、腹部に行く血液の流れを止めることで出血を減らそうとしていたんですね。この「開胸下大動脈遮断」は、われわれ北総救命の「代名詞」とも言える止血戦術です。過去2回のシリーズでも頻繁に出てきましたが、これから沢山出てくると思いますので覚えておいて下さいね。

では、第2話もお楽しみに。

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