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2017-08-28 22:37 | カテゴリ:ブログ
皆さん、こんばんは。管理者Oです。最近もはや「O」と隠しても顔バレしてるとか、してないとか(笑)

さて、皆さん『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ THE THIRD SEASON』の第7話はお楽しみ頂けましたでしょうか。
今回のテーマは「失敗の代償」でしたが、予告からの予想通り、衝撃的な展開のオンパレードで息つく暇もないような1時間でしたね。。
個人的にはドクターヘリ墜落について白石先生が言っていた『たった1回の失敗で世間は騒ぎ立て、10000回の成功には誰も目を向けてくれない』というセリフが印象的でした。確かに救急の現場で失敗は許されません。そのために医療スタッフは日々研鑽を積んでいます。それでもどうしても不慮の事象が起こってしまうのも残念ながら事実です。その中で必要なことは「組織・社会としての反省と改善」であって、「個に対するバッシング」ではありません。最近の社会風潮を嘆く、白石先生にとても共感してしまいました。

おっと、いつもながら呟きが過ぎましたね。。お待ちかねの医療シーン解説をどうぞ↓

第7話は懐かしの「救命病棟24時」からのスタートでした。「Non-responderだ。開胸する」、何のことだかよくわからなくても、進藤先生を観て医師・看護師になった人も沢山いることでしょう。「コード・ブルー」を観て医療の世界に入った人達も、是非、大声でカミングアウトして欲しいです。さて、横峯の不屈と言うかお気楽なキャラとは対照的に、今週も灰谷の苦悩は続きます(でも横峯、いいコト言ってましたよね…)。

第7話はこのドラマのもう一人?の主役であるドクターヘリが怪我を負ってしまいました。ドクターヘリで現場に向かうときには、患者の状態が無線を通して入ってきます。「ショック状態!」なんて情報を聴けば、医師・看護師のみならず、機長さん、整備士さんだって早く患者に接触したいと思うのは当然でしょう。何故なら、ドクターヘリのスタッフは早く治療を開始すれば救命の可能性がそれだけ高くなることを知っているからです。このことは北総救命のデータでも証明されています。それでも、ドクターヘリの安全な運航が優先されなければいけませんから、医療スタッフが機長に「急いでくれ」とリクエストすることは我慢しなければなりません。事故の原因が灰谷の言葉にあったかどうかはわかりませんが、ドクターヘリで現場に向かう医療者には、少なくとも機長の操縦に影響を与える可能性のある言動を控えることが求められているのです。今回は幸いにも深刻な事態には至りませんでした。しかし万が一、飛行中のヘリがこのような事態になった場合に搭乗者はどのような対応をすれば良いのか、北総救命のスタッフは毎日の出動待機前に安全管理の確認作業を行っています。
画像1
写真は緊急着陸時の安全姿勢です。キンチョーして座っているのではありません。背中と手を伸ばして衝撃に備える姿勢です。白石、灰谷、雪村達は、瞬時にこのような姿勢をとっていたからこそ無事だったのだろうと思われます。

さて、白石は大島将さんのかすかな意識(これを「signs of life」と言います)にわずかな救命のチャンスを感じ取り、現場での「蘇生的開胸(resuscitative thoracotomy)」を決断しました。蘇生的開胸の目的は、①胸郭内臓器の損傷に対する止血(修復)、②大動脈遮断による出血の一時的な制御と脳血流・冠血流の維持、の2つに大別できます。①や②に加えて心マッサージが行われることもあります。第2話で藍沢が心損傷の心タンポナーデの解除と一時的止血のために行ったのが、この①の目的になります。第7話の場面では、白石の決断とほぼ同時に心停止に至ったために心マッサージのみが行われました。灰谷の懸命な心マッサージで大島さんの手が少しだけ動きます。私もその昔、開胸心マッサージ中に患者さんとほんの一瞬だけ、コンタクトが取れたことがあります。でも実際には、北総救命でさえも心停止してから蘇生的開胸を行って救命された例はありません。逆に、心停止前であれば心マッサージをしながらでも救命できた症例は何例もあります。心停止前に患者さんにアクセスできるかどうかが生死を分けることになるのです。つまり、ドクターヘリはそのチャンスを大きく増やす重要な医療ツールなのです。
大動脈損傷の患者さんは病院にまでたどり着ければ救命の可能性が高くなります。大島さんには大動脈の断裂がありました。これではどんなに急いでも救命することは不可能です。白石と藍沢の蘇生中止の判断は間違っていません。医師2名のところに、重症患者2名、死者1名であれば、何を優先すべきか誰にでもわかることです。しかし、灰谷は諦めきれませんでした。人命救助に向かった人が死んでしまうなんてことが許せなかったのでしょう。ましてや結婚相手の声が聞こえればなおさらです。救急現場の辛い状況が伝わってくるシーンでした。

実は、第7話はもっと語りたいことが沢山あるのですが、最後に恒例?の「医療シーンのこだわり」です。
画像2
写真は、大島将・美央の二人が救った80歳代の老人のベッドサイドです。腸管脱出の術後なのですが、右は腹腔内ドレーンからの排液を、左は尿を溜めている状態です。放送でも一瞬だけ映りましたが、見る人が見れば、このリアルな作り込みに感嘆するに違いありません。自画自賛ですが、ホントに良くできています。

いかがでしたでしょうか?第7話は本当に切ないシーンの連続で、ある意味『コード・ブルー』らしかったですね。
そして次回、転落で救急搬送された灰谷先生の運命は?針刺し事故による緋山先生が感染の危機…??
またまた生き地獄を与えてくれる予告でしたね。では1週間、首を長くして待ちましょう!
それではおやすみなさい。。。

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