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2017-09-04 23:10 | カテゴリ:ブログ
皆さま、こんばんは。管理者Oです。

サッカー日本代表、W杯出場おめでとう!!
あれ??遅い?失礼しました。。

そうでした、皆様『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ THE THIRD SEASON』の第8話はお楽しみ頂けましたでしょうか
テーマは『孤独な夜』でした。緋山先生、本当に良かったですね☆実は「針刺し事故」というのは実際の医療現場ではある一定の確率で起こってしまう事象で、もちろんその予防のため様々な対策が取られているのですが、なかなかゼロにはできない悩ましい事故なのです。今回は「エボラ出血熱」疑いでしたが、多くはウイルス性肝炎(B型、C型)やHIVなどが問題になります。今回の「針刺し事故」の詳細は医療シーン解説をご参照下さい。
さて、今回個人的には【フェロー達の成長】と【藍沢先生の指導理念】が非常に印象的でした。コード・ブルーをご覧になっている方々は「開胸大動脈遮断」や「ダメージコントロール手術」など派手な手術シーンが魅力的と感じられていると思います(実際そうなのですが笑)が、本当に注目すべきは「どこでそれを決断し、いかにしてチームでそれを遂行するか」なのです。第8話では腹腔内出血で急変した男の子をフェロー達で自ら治療方針を提案し、藍沢先生がその覚悟を受け入れ、Goサインを出して見事に救命に繋げていましたね。ハリルホジッチ監督のサッカー理念をチーム全体で共有し、フィールドプレーヤー各々が大事な場面で自らのプレーを決断し、見事オーストラリアを撃破した日本代表と通ずるものがありました。

あれ?いつの間にはサッカー談義になっておりました。。本当に度々失礼致しました。サッカー好きの管理者としてはこのネタに触れないわけにはいかず、無理やり話を繋げてしまいました(笑)
さて、気を取り直して皆様お待ちかねの医療シーン解説です↓

何故か緋山はいつも辛い目に遭います。個人的には一番好きなキャラなんですが…。
緋山の針刺しは実際にも起こりえることです。放送では画面の切り替わりが早かったのでわかりにくかったかと思いますが、名取が静脈路確保のために留置針を刺そうとしたとき、患者さんは痛み刺激でそれを撥ね除けてしまいました。名取は針を患者さんから遠ざけようとしたのですが、聴診中の緋山の手にあたってしまったのです。では、これを回避できた可能性を探ってみましょう。二人とも患者さんの右側にいて距離が近かったですね。診察は患者さんの右側で行うのが普通なので、名取が緋山の反対側に位置すればよかったかも知れません。名取が針を刺す前に「痛いですよー」と声をかけなかったのも一因かも知れません。ただ、患者さんの意識レベルは呼びかけてかろうじて反応する程度だったので、声かけに予防効果があったかは分かりません。雪村が患者さんの腕を保持していれば避けられたかも知れません。誰が悪かったというわけではありませんが、救急の現場ではこんな細かい部分への配慮や予見をしながら診療を進める必要があるのです。
第8話の医療シーンのメインは、フェロー達が川田慎一君(何故か灰谷にそっくりなのですが…)の脾損傷による仮性動脈瘤の破裂に対する治療場面です。仮性動脈瘤というのは、動脈壁は破壊されているのですが、出血が周囲の結合組織によって抑えられて瘤状になった状態を言います。病院に来た時点で診断できることもありますが、時間の経過とともに瘤が大きくなる場合もあります。慎一君は後者のケースであったと思われます。入院中に瘤が見つかればいいのですが、時には退院してから瘤が破裂することもあります。この場合には治療開始までに時間がかかりますから危険です。灰谷が慎一君に「何か」を感じていなかったなら、彼は自宅でショック状態に陥っていたことでしょう。治療は一般的に血管造影といって、動脈を造影剤で映しながらこの瘤にコイルなどを詰めて止血する方法が取られます(写真はコイルで詰める前の脾動脈の仮性瘤。このケースでは2つ見られます)。
無題

 もう一つこのシーンでは「REBOA(レボア)」という言葉が出てきました。これは、resuscitative endovascular balloon occlusion of the aortaといって内腔でバルーンを膨らませて大動脈を遮断する方法です。“大動脈遮断”と言えば、「コード・ブルー」では外科的に開胸して行うシーンが定番です。慎一君に心停止が切迫していたとき、普段であれば開胸下大動脈遮断を行って心停止を回避するところですが、近年ではREBOAがトレンドです。この大動脈バルーンカテーテル↓
無題1
は、最近では子供にも使用可能な細いタイプの製品もあって、横峯はこれを使うことを提案したというわけです。開胸下大動脈遮断もREBOAもそれぞれに長所短所がありますが、まだ外科手技になれていないフェロー達の選択は正しかったと思います。
さて、この間に藍沢と藤川は初療室で何をしていたのでしょうか?患者は腹部大動脈瘤(abdominal aortic aneurysm: AAA)の破裂でした。藍沢は開胸下大動脈遮断を行って心停止を回避した後、藤川とともに開腹術を始めます。2度目の灰谷からのコールのとき、二人はAAAの破裂部分の中枢側(心臓側)で大動脈にテーピングをしようとしているところでした。この位置で遮断をし直して胸部大動脈の遮断を解除できれば、あとは血管外科の先生に人工血管置換術をやってもらおうという考えだったのです。この状態では流石に手を離せませんね。
 さて、灰谷の怪我の理由が何であったかは、本人以外は誰も知りません。ただ、彼は少しずつ自身を取り戻しつつありそうです。藍沢はフェロー3人を、まるで黒田先生が自分たちに言っていたように褒めます。仏頂面な言い方まで真似してるみたいでした。さすがに「よくやったぁ~」とまでは言いませんでした(残念!)。

 今回もかなり専門的な内容だったと思いますが、いかがでしたでしょうか?藍沢先生の『よくやった』は反則ですよね。男でも間違って惚れちゃいそうです(笑)私もああやって後輩が思わずにやけてしまうような指導ができるよう日々精進したいと思います。
さて、いよいよ物語はクライマックスに向かいます。改めて絆を深めた指導者達、新たに結束を得たフェロー達に待ち受ける最大の試練とは。。ラストまでお見逃しなく!!

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