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2017-09-11 23:49 | カテゴリ:ブログ
皆様、こんばんは。管理者Oです。

『コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ THE THIRD SEASON』第9話、15分拡大版はお楽しみいただけましたでしょうか。
今回のテーマは「運命の1時間」でした。それぞれの登場人物に色んなことが巻き起こりましたが、最後のシーンがあまりに衝撃的すぎて、皆さんそれ以外の内容を忘れてしまってませんか?(笑)

さて毎回恒例となっております管理者の呟きですが、今回はズバリ『ジレンマ』です。
作中で優輔君に巡ってきた奇跡とも言える心臓移植のチャンス。当然父親である橘先生はきっと優輔君の即答を期待していたはずです。ところが、実際に返ってきた返答は「移植は受けない」でした。そしてその理由は「誰かの死を期待している大好きなパパをこれ以上見たくない」と。父と息子、お互いがお互いを想うがゆえの切ない意思の交錯。もう涙なしには見れませんでした。。
少し内容は違いますが、救急医は誰でも(というよりどの職業の方でも)自身のスキルアップのために「経験」を望みます。しかし救急医の経験とは、仮に幸い救命できたり、うまく回復される患者さんであったとしてもその事象には必ず【誰かの不幸】が付きまとっています。望まれない状況でのみ活躍しうるという救急医は、もちろんその存在意義を十分に自認しながらもそんなジレンマを時に感じているのです。
改めてこのコード・ブルーというドラマに描かれる医療者のリアリティ(手技的なものはもちろん、心理面を含めた日常も)には、医療監修を行っている立場から見ても非常に感心させられるところが多いなと感じています。

では中身のない呟きはこれくらいにして、お待ちかねの医療シーン解説をお届け致します↓

 撮影も大詰めを迎えています。今回はまず、実際の医療現場とドラマの表現との乖離についての説明からです。「コード・ブルー」は医療の現場をリアルに描くことを信条に制作されています。それでもいろいろな場面で様々な撮影上の制約を受けます。一番よく指摘されるのが感染防御です。実際の初療室や病棟での診療では、その時々に応じてマスクやガウンを着用して患者さんに接します。でも、ドラマではいつもそうすることができません。何故なら、マスクと帽子で藍沢や白石達の顔が見えなくなるとドラマとしては“困る”からです。同じような理由でドクターヘリに搭乗するときも彼らはヘルメットをつけません。医療監修側と演出側が散々話し合った上での「リアリティーとエンターティメントの妥協点」だということを理解いただき、楽しんで欲しいと思います。「決して忘れているわけではない!」のです。
 さて、第9話は冒頭のシーンから「小ネタ」を取り出して解説したいと思います。3人の患者さんが立て続けに初療室に搬入されてきます。こういったことは珍しいことではなく、北総救命でもちょくちょくあります。こんな時はそこにいるスタッフが手分けして診療にあたりますが、大事なのは患者さんの状態に合わせたスタッフ配置です。3人の患者さんに6人のスタッフがいても、2人×3で配置するわけではありません。緊急度・重症度の高い患者さんには4人のスタッフが取りかかり、あとは1人ずつ、ということもありうるわけです。
 第1話の初めのシーンでも熱傷の患者さんがいました。今回は藍沢と名取が熱傷の症例を担当していました。映像には出ませんでしたが、この患者さんには胸部の「減張切開」が行われていました。この「減張切開」とはどんな処置なのでしょうか?皮膚の深部までやけどを負うと(Ⅲ度熱傷といいます)、血管内の水分が外に逃げて皮下に浮腫が生じます。これによって皮膚の内側の圧が急激に上昇します。でも、やけどで硬くなってしまった皮膚は伸展しませんから、この圧を逃がすことができないままになります。この状態が手や腕、下肢に起これば血管が圧迫されて血流が途絶してしまいます。胸部に起これば呼吸をしようとしても胸が拡がらなくなります。そこで、やけどした皮膚を電気メスなどで切開してこの圧を逃がすための処置をします。これが名取が言っていた「減張切開」です。

無題

 写真は、2nd seasonの最終回で出てきた熱傷の患者さんです(このメークもリアルにできていますが…)。例えば、線のように切開をすると皮膚の緊張が解除されて、呼吸運動がし易くなるのです。
 骨折に皮膚や皮下組織、腱や筋肉などの軟部組織損傷を伴っていると、その腕や足(患肢)を温存することが難しい場合があります。重度外傷患者の場合、患肢を温存するか切断するかの決定は、四肢軟部組織損傷自体の重症度と患者の全身状態の重症度に左右されます。判断基準の客観的指標として、軟部組織損傷の程度、患肢の虚血状態、ショックの程度、患者の年齢の4つの要素を得点化したMESS(mangled extremity severity score)がよく用いられます。最大値は11点で、一般的には8点以上なら切断と判断されます。切断をできるだけ避けるためには、ショックから早く離脱させること、患肢の血流を回復させること、軟部組織の感染を抑えること、など沢山の問題をクリアしなければなりません。緋山が運び込んだ患者さんに、藍沢と橘は「シャントを入れて血行再建」の治療方針を取りました。できるだけ早く患肢の血流を確保して切断するのを回避しようとしたのです。
さあ、ついに次回は最終回です。ラストシーンは大変なことになっていました。医療シーン解説も大変なことになりそうですが、皆さんお楽しみに!

いかがでしたでしょうか。
さて、大方の予想通り前代未聞の大惨事が起こりましたね!!そして次回はいよいよ最終話。30分拡大版です。
ホントにあっという間にここまで来ましたね。まだまだ見ていたいような気もしますが。。
バラバラになってしまいそうな翔北救命センターはどうなってしまうのか?そして瓦礫の下敷きになってしまった藍沢先生の運命は??最後までどうか皆様応援をよろしくお願い致します。

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