2013-07-12 15:28 | カテゴリ:ブログ
7月に入って連日、高温注意報が発令されています。最高気温35℃以上が予想された場合に発令し、熱中症に対する備えを呼びかけるもので2011年7月から導入されています。マスコミの報道でもご存知の通り、たくさんの方が熱中症で救急搬送されています。不要不急な部活や屋外作業は控える。こまめに水分をとる、家では28度以上にならないよう冷房を使用するなど自己管理が大切です。子供や高齢の方では家の中や夜でも熱中症になることがあるようですので、みなさまも十分お気をつけください。

そんな高温の東京で行われているのが第16回日本臨床救急医学会です。医師をはじめ看護師や救急隊員など救急医療に関連する多職種が一堂に会して救急医学と医療体制を論じる熱い学会です。有楽町周辺は全国からの関係者で気温が周囲より高くなっているかもしれません。
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千葉県は国の消防広域化計画に沿って、県内の119番受理台を千葉市と松戸市に集約化し、消防力の強化と効率化を行っているところです。平成25年3月から「ちば共同指令センター」隷下の20消防本部は集約化を完了し一体的に運用されはじめました。
共同指令エリア

今月、来月は北総救命のドクターが「ちば共同指令センター」に交代で研修にお邪魔します。ドクターヘリの要請・支援も指令センターが行ってくれるので北総救命のスタッフともお互いを知り、顔の見える関係を作ることでより救命力を上げる目的で行われるものです。

千葉市消防局
青空をバックにそびえる千葉市消防局
しかし朝9時の時点で34℃、熱中症が多発しそうな予感です。

共同指令ブログ3
ちば共同指令センターの管轄人口330万人は東京消防庁・横浜市消防局につぎ全国で3番目の大きさです。ほぼ1~2分毎にかかってくる119番を、あるときはやさしく、あるときは粘り強く話すことで情報をひきだし、話をしながらも救急車・救助車・ポンプ車・ドクターヘリと最適な部隊を選択し出動させ一刻も早い傷病者接触をめざします。1つのチームは19名で20消防本部からの出向です。所属地域と関係なく千葉市・房総・北総・香取海匝地域全体からの通報を受け、現場に出動をかけ、無線で支援することになります。若手もベテランも、救命士・救助隊・ポンプ隊と職種もバックグラウンドもさまざまな19名のチームワークが要求されます。最新のAVMシステムがリアルタイムに車両の位置情報と事案進行状況を各員のモニターに表示し、それを支えています。

共同指令ブログ1

この日も日勤帯で250件の通報がありました。一度に20~30ほどのミッションを同時並行で支援し完結させていきます。病院から見えない部分なので大変勉強になりました。静かな中にも情熱を秘めたN班長以下第4班の皆様お世話になりました。当日に限って室内が暑かったのはクーラーの調子が悪かっただけではなさそうです。千葉の救助・救命力が全国のベストオブベストであるように、一緒によいシステムをつくりあげていきましょう。

熱中症2
重症熱中症の治療にあたるH医師とS研修医、
熱中症を取材にきた記者さんの質問に答えるM医師

今回は予想通り、熱中症と思われる通報がかなりの件数に上っていました。北総救命にも重症熱中症の患者さんが毎日搬送されており、他人事ではありません。水分・塩分補給と温度管理、休息をとってこの暑さを安全にのりきりましょう。

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