2014-07-05 14:14 | カテゴリ:ブログ
相変わらずどんよりしていて、時々晴れたり、じめじめしたり、といった日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
NHKの“明日はどっちだ、市川さん”(ちょっと違うか)も終了しましたが、なかなかの反響だった模様で、「続編があるかも?」なんて噂も耳にします。
メディア露出を果たした市川さんは、病院の売店でも患者さんに“テレビ見ました!”と話しかけられ、照れて恐縮している模様です。

北総救命は6月最終週から重症患者さんが続々と搬送されてきており、激しい毎日となっております。
そんな最中、6/25~26の日程で外傷学会が開催されました。
外傷学会
北総救命からは松本部長を筆頭に外傷外科、外傷整形外科、集中治療、プレホスピタルの各領域に日頃の診療の成果や外傷診療へのポリシーを発表してきました。
また、同じように外傷診療に力を入れている施設との意見交換会も開催され、有意義な学会となったと思われます。

実はこの外傷学会、学術集会共催セミナーが開催されていました。
様々なセミナーの中、北総救命からは2つのセミナーに参加者がありました。

一つ目は前日6/24に開催された「TRAUMAメディカルラリー」です。
メディカルラリーとは、医師・看護師・救急隊からなる医療チームが、その救急現場活動・治療の技術を競う競技会で、チェコスロバキアで誕生しました。日本では2002年に大阪千里で始まり、現在は全国各地で毎年開催されています。
院内急変・交通事故・多数傷病者・災害などなど、緊張感あふれるシナリオに基づきリアルに用意された現場で迫真の演技の模擬患者を相手に診療し、制限時間内にどれだけ的確な治療ができるかを競います。
今回のラリーは当北総病院の敷地内で開催され、後期研修医までの若いスタッフで構成されたチームのみで行われるという新しい試みもありました。北は青森、南は熊本まで、全国各地から外傷診療に覚えのある病院の若手チーム16組がしのぎを削って盛り上がりをみせていました。
メディカルラリー
北総のラリー隊長 Dr.益○

北総救命からも1チーム「北総救命肉食女子会」が参加しました。おなじみ市川さんを筆頭に同期のDr.柴○、4月から初期研修の最初の2ヶ月を北総救命で過ごしたDr.笹○と、強力な布陣で臨みました。
肉食女子会肉食女子会
熊に襲われたり、資機材をすべて破棄したり、多数傷病者を一括して震え上がらせ取りまとめたり、と獅子奮迅の活躍を見せ、見事6位入賞を果たしました。さすがですね。
このラリーで得たものを是非日常診療でも生かしていきましょうね!

もう一つは6/27~29の3日間、帝京大学で行われた「3rd DSTC-Japan」コースです。
DSTCコースは“Definitive Surgical Trauma Care”の略で、iatsic(International Association for Trauma Surgery and Intensive Care)という権威ある国際学会の主催する外傷外科手術の修練コースです。1993年にスウェーデンで初回開催され、現在では世界29か国で300回開催し、約6000人の外傷外科医が受傷しているコースです。
DSTC1
現在日本では外傷外科手術の修練コースとしてATOM、SSTT(詳細はまた機会があれば)が有名ですが、今回のDSTCコースは日本開催の3回目となるコースでした。
参加者は日本全国各地から、そしてなんと韓国からも集まりました。講師として南アフリカやニュージーランドから著明な先生を招き、3日間に渡って外傷外科手術の手術手技、decision-makingをディスカッションを交えながら学んでいきます。
DSTC2

…そう、お気づきですか?受講生も講師も外国人がいらっしゃるんですよ。つまり、、、講義・ディスカッション・手術中の会話は全て英語なんです。
英語力のない私は、半分もモノにできたかどうか…^^;
ただし、内容は日常診療ではなかなか遭遇しないようなものも含めて勉強になることばかりでしたし、各地で活躍される他施設の外傷外科医の先生方と知り合い刺激を受け、意見交換できたことは大きな収穫でした。
DSTC3
DSTC4
興味がある人がいれば是非おススメしたいと思えるコースでした。

今回はここまでです。
梅雨明けを待ちながら、真夏のヘリの暑さを恐れる、そんな日々の北総救命です。

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